ひまわり18号

関東弁護士会連合会という団体がある。弁護士は、都道府県単位の弁護士会に加盟し、また、日本弁護士連合会に加盟している。また、高等裁判所の管轄地域単位で、弁護士連合会がある。東京高裁の管轄は、関東+新潟、長野、山梨、静岡で、この1都10県の弁護士会で、関東弁護士会連合会(略称関弁連)が構成されている。
私は、関弁連の常務理事をやっていたことがあり、また関弁連の弁護士偏在問題対策委員会の委員長をしていたことがある。現在も委員である。この偏在問題対策委員会は、ひまわりという小冊子を毎年作成している。
若手弁護士が必ずしも明るい未来をイメージできないかもしれないこの弁護士大量増員のご時世で、「若者に夢と希望を」というコンセプトで、編集をしている。偏在地(弁護士が少ないところ)や、ひまわり基金法律事務所、法テラスでがんばっている弁護士などの原稿を集めることが多いが、今回は「裁判所から離れた,より地域密着で活動する弁護士」というコンセプトで編集した。東京の大泉、東大和で活躍している弁護士に原稿をお願いした。読んでみるとなかなか参考になる。東京は2万人近くの弁護士が集まっており、もっぱら市民を顧客とする町弁は生きにくい状況にあるが、裁判所から離れれば、いろいろやりようがある地域がたくさんありそうだということがわかる。
今、実はゲラ段階で、実際の発行はもう少し先だが、乞うご期待。

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