精神病院における長期入院患者の人権

今晩も研修会 弁護士会の研修会に例によって参加している。今日はオアシス研修「精神科病院における長期入院患者の人権~なぜ、患者は退院できないのか?~」講師は日本社会事業大学准教授の古屋龍太先生
統合失調症などの精神疾患の患者さんについて、受け入れ条件が整えば退院可能な患者について入退院をサポートし地域生活中心へという基調の報告。 熱が入っていて、良いお話だった。 個人的には、勘所は、地域のサポート、行政、ボランティア支援者かな、と思った。
ただし、質疑時間では、古屋先生のような精神保健福祉士と弁護士の発想の違いが結構鮮明に出たと思う。 精神保健福祉士の人は、できるだけ患者を病院の中ではなく社会の中で見守ろうという立場だろうか。 弁護士から、退院がそもそも難しい患者さんが病院から追い出されて、事件を起こした刑事弁護を担当したとか、家族のサポートなど期待できない患者さんの後見人を担当して退院な…ど考えられない,苦労しているといったニュアンスの質問というか意見が出た。 弁護士は標準的なものではなく、事件性のあるものから入るという特質によるものか。
なお、本日の講演とは全く違う余談を一言。 私の経験からして、弁護士会の講演もたまに困った講演がある。そのような講演は、本題に入らず前置きが長い!レジュメ、資料と対応しない話が延々と続く、レジュメ、資料が読んでも役に立たない,という特徴がある(本当は別の講演直後にFBに書きたかったが、講師が特定され名誉毀損になりかねないのでその日に書くのはやめた)。
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